エクセルのトラブルシューティング
エクセルで問題が発生した場合のトラブルシューティングです。
以下の現象に該当するものがあれば、それぞれのリンク先の対処方法を実施してください。
エクセルの起動に時間がかかる
エクセルの画面上では表示されているのに一部の文字が印刷できない
エクセルのハイパーリンクをクリックするとエラーが表示される
エクセルのファイルをダブルクリックしても開けない
セルを選択できない
セルの範囲選択が解除できない
#DIV/0! エラーを修正する方法
エクセルで色をつけているのに印刷プレビューで反映されない
エクセルで矢印キーを押すとセルではなく画面が動いてしまう
数字を入力すると100分の1の数字が表示される
循環参照のエラーが表示される
「この操作には、同じサイズの結合セルが必要です。」のエラーが表示される
郵便番号変換ウィザードの使い方
数式バーが表示されない
網掛けや罫線が印刷されない
セルの塗りつぶしの色が表示されない
列の表示名が「ABC・・・」ではなく数字が表示される
列が右から左に表示される
「グラフツールバー」が自動的に表示されない
グラフでポップアップヒントが表示されない
csv形式のファイルをエクセルで開くと「0」から始まる数字なのに先頭の「0」が表示されない
上記以外のトラブルで対処方法が不明な場合は、以下の方法で解決できることがあります。
【方法1】.xlbファイルの再構築とXLSTARTフォルダ内のファイル削除
.xlbが拡張子のファイルはカスタムツールバーの情報を格納しています。XLSTARTフォルダ内のファイルはエクセル起動時に読み込まれるファイルのひとつです。これらのファイルが破損していると、エクセルの動作に問題が発生する場合があります。
※以下を実施すると、ツールバーをカスタマイズしている場合はツールバーのカスタマイズ情報がリセットされるため、改めてカスタマイズする必要があります。
1.エクセルを終了します。
2.エクスプローラーで以下のフォルダを開きます。
■Windows XP/2000の場合
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Excel
■Windows ME/98の場合
C:\Windows\Application Data\Microsoft\Excel
または
C:\Windows\Profiles\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Excel
上記のフォルダが表示されない場合は以下の設定をしてください。
(1)「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラ」を選択し、エクスプローラを起動します。
(2)「ツール」→「フォルダオプション」をクリックします。
(3)「表示」タブを選択し、「詳細設定」の一覧より「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを付けて 「OK」ボタンをクリックします。
3.上記のフォルダ内にある「.xlb」が拡張子のファイルを右クリックし、「名前の変更」をクリックします。
(Excel 2002はExcel10.xlb、2003はExcel11.xlbなど、バージョンによりファイル名が異なります)
4.ファイル名を変更します。(例: Excel10.xlb → OldExcel10.xlb)
5.上記のフォルダ内にある「XLSTART」フォルダ内にファイルがあれば削除します。
5.エクセルを起動します。
【方法2】.pipファイルの再構築
.pipが拡張子のファイルはパーソナルメニューやパーソナルツールバーの表示情報を保持するファイルです。
このファイルが破損していると、エクセルの起動時に問題が発生する場合があります。
1.エクセルを終了します。
2.エクスプローラーで以下のフォルダを開きます。
■Windows XP/2000の場合
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Office
■Windows ME/98の場合
C:\Windows\Application Data\Microsoft\Office
または
C:\Windows\Profiles\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Office
3.上記のフォルダ内にある「.pip」が拡張子のファイルを右クリックし、「名前の変更」をクリックします。
(Excel 2002はExcel10.pip、2003はExcel11.pipなど、バージョンによりファイル名が異なります)
4.ファイル名を変更します。(例: Excel10.pip → OldExcel10.pip)
5.エクセルを起動します。
【方法3】レジストリキーの削除
レジストリキーが破損していると、エクセルの動作に問題が発生する場合があります。
※レジストリキーの操作を誤るとパソコンが起動できなくなる等の不具合が発生する場合があります。以下を実施する場合は自己責任でお願いします。
また、レジストリキーを削除する前にレジストリキーをバックアップすることをお勧めします。
操作に自身がない場合は、詳しい方かパソコンのサポート担当者にご相談ください。
1.エクセルを終了します。
2.「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし「regedit」と入力します。
3.以下のレジストリキーを削除します。
Excel 2000
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\9.0\Excel
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\9.0\Excel
Excel 2002
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\10.0\Excel
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\10.0\Excel
Excel 2003
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Excel
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\11.0\Excel
Excel 2007
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Excel
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\12.0\Excel
4.エクセルを起動します。
【方法4】Microsoft Officeの再インストール
Microsoft Office をコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から削除後、パソコンを再起動してからMicrosoft Officeを再度インストールしてください。